
[参考資料]
-09年度雇用均等基本調査
このほど厚生労働省が発表した「2009年度雇用均等基本調査」によると、係長相当職以上の管理職に就いている女性の割合が8.0%と06年度の前回調査に比べて1.1ポイント上昇し、企業において女性の能力活用が進んでいることが分かりました。
◆ 企 業 調 査 ◆
《 新規学卒者の採用状況 》
09年春卒業の新規学卒者を採用した企業の状況をみると、「4年制大学卒(大学院卒を含む)」の「事務・営業系」で「男女とも採用」の企業割合が43.7%で最も高く、前回(06年度37.9%)より5.8ポイント上昇した。
一方、「技術系」については「4年制大学卒(大学院卒を含む)」、「短大・高専卒」、「高校卒」のいずれにおいても「男性のみ採用」の割合が最も高く、それぞれ56.9%、65.8%、60.8%であった。
《 女性管理職を有する企業割合等 》
係長相当職以上の女性管理職(役員を含む。以下同じ)を有する企業割合は66.9%(06年度66.6%)で、これを役職別にみると、部長相当職は10.5%(同8.8%)、課長相当職は22.0%(同21.1%)、係長相当職は31.6%(同32.0%)となっており、係長相当職以外の全てで前回より上昇した。
また、係長相当職以上の管理職全体に占める女性の割合は8.0%で、前回(06年度6.9%)より1.1ポイント上昇し、これを役職別にみると、部長相当職では3.1%(同2.0%)、課長相当職では5.0%(同3.6%)、係長相当職では11.1%(同10.5%)といずれも前回より上昇し、部長相当職および課長相当職の上昇幅は過去最大となっている。(下図参照)

《 ポジティブ・アクションの推進状況 》
「女性の能力発揮促進のための積極的取組(ポジティブ・アクション)」に「取り組んでいる」企業割合は30.2%(06年度20.7%)、「今後取り組む」は10.7%(同6・7%)、「今は取り組む予定はない」は57.1%(同22.3%)であった。
《 ポジティブ・アクションの取組事項 》
ポジティブ・アクションに「取り組んでいる」企業における取組事項(複数回答)をみると、「人事考課基準を明確に定める(性別により評価することがないように)」が67.3%(06年度68.3%)で最も高く、次いで「パート・アルバイト等を対象とする教育訓練、正社員・正職員への登用等の実施」が56.9%(同47.3%)、「職場環境・風土の改善(男女の役割分担意識に基づく慣行の見直し等)」が46.2%(同40.6%)となっている。
《 女性の活躍を推進する上での問題点 》
女性の活躍を推進する上での問題点(複数回答)をみると、「家庭責任を考慮する必要がある」とする企業割合が50.4%(06年度47.7%)で最も高く、次いで「女性の勤続年数が平均的に短い」が36.1%(同42.5%)、「時間外労働、深夜労働をさせにくい」が33.3%(岡35.8%)となっている。
◆ 事 業 所 調 査 ◆
《 育児休業制度の規定状況等 》
育児休業制度の規定がある事業所割合は、規模5人以上で68.0%(前回08年度66.4%)、規模30人以上で89.4%(同88.8%)となっており、前回より5人以上で1.6ポイント、30人以上で0.6ポイントそれぞれ上昇した。
産業別では、複合サービス事業(96.1%)、金融業、保険業(95.4%)、電気・ガス・熱供給・水道業(94.2%)で規定がある事業所割合が高くなっている。
また、子が何歳になるまで育児休業を取得できるかについてみると、「1歳6ヵ月(法定どおり)」とする事業所割合が85.6%(08年度87.0%)で最も高く、次いで「2~3歳未満」9.2%(同7.9%)、「1歳6ヵ月を超え2歳未満」3・2%(同3.1%)となっている。
《 育児休業者の割合 》
08年4月1日から09年3月31日までの1年間に在職中に出産した人または配偶者が出産した人のうち、09年10月1日までに育児休業を開始した人(育児休業の申出をしている人を合む)の割合をみると、女性は85.6%で前回(08年度90.6%)より5.0ポイント低下し、男性は1.72%で前回(同1.23%)より0.49ポイント上昇した。
《 育児のための勤務時間短縮等の措置の導入状況 》
育児のための勤務時間短縮等の措置の制度がある事業所割合は58.6%で、前回(08年度49.3%)より9.3ポイント上昇した。
また、各制度の導入状況(複数回答)をみると、「短時間勤務制度」が47.6%(同38.9%)、「所定外労働の免除」が40.8%(同26.8%)、「始業・終業時刻の繰上げ・繰下げ」が31.8%(同22.0%)となっている。(下図参照)

《 母性健康管理措置の規定状況 》
母性健康管理措置のうち、「妊産婦の通院休暇」の規定がある事業所割合は34.5%(前回07年度30.6%)、「妊娠中の通勤緩和の措置」は29.2%(同29.2%)、「妊娠中の休憩に関する措置」は29.1%(同25.0%)、「妊娠中又は出産後の症状等に対応する措置」は32.2%(同32.9%)となっている。

花上グループは品質マネジメントシステム国際規格ISO9001:2008を取得。中小企業の経営体質改善ツールとして最適です!
財団法人 神奈川県経営者福祉振興財団 - 【 産業Navi 】内にも当事務所のページが掲載されています。あわせてご覧下さい。
> 産業Navi内:花上社会保険労務士事務所のページへ