95.6%が雇用確保措置を実施
-高年齢者の雇用状況
このほど厚生労働省は、65歳までの段階的な雇用確保措置の実施を義務づけた高年齢者雇用安定法に対する企業の取組状況を公表しました。
それによると、今年6月1日現在、高年齢者雇用確保措置を実施済みの企業割合は95.6%と前年比0.6ポイント減少していますが、これは、前回まで51人以上規模の企業を対象としていた同集計が、今回から31人以上規模にまで拡大されたことによるものと思われます。
なお、従来の51人以上規模では97.2%と同1.0ポイント増加しています。
◆雇用確保措置の実施状況(下図参照)

雇用確保措置の実施済企業は95.6%(51人以上規模97.2%、前年比1.0ポイント増)、実施していない企業は4.4%(同2.8%)となっている。
また、実施済企業の割合を企業規模別にみると、大企業では98.7%(同1.1ポイント減)、中小企業では95.3%(同96.9%、1.3ポイント増)となっている。
◆雇用確保措置の上限年齢
現在の義務年齢である「63歳」または64歳とした企業は13.2%(51人以上規模14.5%)、法の義務化スケジュールを前倒しして「65歳以上」とした企業(定年の定めのない企業を含む。)は86.8%(同85.5%、前年比6.0ポイント増)となっている。
◆雇用確保措置の内訳
「継続雇用制度の導入」の措置を講じた企業が82.1%(51人以上規模85.1%)、「定年の引上げ」15.1%(同12.8%)、「定年の定めの廃止」2.9%(同2.0%)となっている。
◆継続雇用制度の内訳
継続雇用制度を導入した企業のうち、労使協定で定めた基準に基づく継続雇用制度を導入した企業は43.6%(51人以上規模48.4%)、希望者全員の継続雇用制度を導入した企業は41.8%(同38.0%)、労使協定の不成立のため、法に基づく特例措置により就業規則等で基準を定め、その基準に基づく継続雇用制度を導入した企業は14.6%(同13.6%)となっている。
◆希望者全員が65歳以上まで働ける企業の割合
希望者全員が65歳以上まで働ける企業の割合(定年の定めの廃止、65歳以上定年、希望者全員65歳以上までの継続雇用制度の導入のいずれかを実施)は44.6%(51人以上規模40.4%、前年比1.4ポイント増)となっている。
企業規模別にみると、中小企業では47.0%(同43.4%、1.2ポイント増)、大企業では23.5%(同2.3ポイント)となっている。




