労務ニュース

最低賃金、全国平均1,000円を目標に 他ニュース

最低賃金、全国平均1,000円を目標に
       -厚生労働分野における新成長戦略を公表

 厚生労働省は、政府が決定した「新成長戦略」(6月18日閣議決定)を受けて、このほど、厚生労働分野における施策を掲げた「人口減少社会における新成長戦略」を発表しました。
 労働力人口が減少するなかで、一人あたりのGDP(国内総生産)を上昇させるため、若者・女性・高齢者・障害者など、あらゆる人が就業意欲を実現できる「持続可能な全員参加型」の社会を構築し、就業率・就業者数を上昇させる必要があるとしています。
 数値的な目標として、20~64歳の就業率を2020年には80%(09年は74.6%)まで引き上げること、地域別最低賃金を全国平均で時給1,000円(09年は713円)まで引き上げることなどを明記しました。
 具体的な施策としては、「フリーター等正規雇用化プラン」の推進などによる若者の就労促進、保育サービスの拡充・仕事と家庭の両立支援などによる女性の就労促進、定年の引き上げ・継続雇用制度の導入推進などによる高齢者の就労促進を挙げています。
 また、最低賃金の大幅な引き上げに関しては、中小企業の生産性向上に向けた政労使一体となった取り組みが不可欠であるとしています。

新成長戦略の主な数値目標(いずれも2020年目標)

■20~64歳の就業率74.6%(09年)⇒80%
■20~34歳の就業率73.6%(09年)⇒77%
■25~44歳の女性就業率66%(09年)⇒73%
■60~64歳の就業率57%(09年)⇒64%
■障害者の実雇用率1.63%(09年)⇒1.8%
■週労働時間60時間以上の雇用者割合10%(08年)⇒5割減
■年次有給休暇の取得率47.4%(08年)⇒70%
■最低賃金全国平均1,000円
■労働災害発生件数11万9,291件(08年)⇒30%減
■メンタルヘルスに関する措置を受けられる職場の割合33.6%(07年)⇒100%

精神疾患の労災申請が2割増加
      -「過労死」事案は減少するも

 厚生労働省のまとめによると、平成21年度に過労や仕事上のストレスなどが原因で精神障害等にかかったとして労災請求された件数は1,136件で、前年度に比べて22.5%(209件)増加したことが分かりました。
 このうち労災認定を受けたのは234件で、同13.0%(35件)の減少となっていて、きっかけとなった具体的な出来事では、「仕事内容・仕事量の大きな変化」が最も多く55件、次いで、「悲惨な事故や災害の体験(目撃)」が37件、「勤務・拘束時間の長時間化」が25件となっています。
 一方、脳卒中や心筋こうそくなどの脳・心臓疾患にかかる労災請求件数は767件で、前年度に比べて13.7%(122件)減少。このうち、いわゆる過労死と認定された件数は106件で、同52人減少しています。


外国人実習生の過労死、初の労災認定へ
      -労基法違反で会社等を書類送検

 技術を習得するために外国人研修制度を利用して来日し、実習生として茨城県潮来市の金属加工会社で働いていた中国人男性(当時31歳)が死亡したことについて、鹿嶋労働基準監督署は、長時間労働の事実を隠し、残業代の不払いがあったとして、労働基準法違反の疑いで会社と社長を書類送検しました。
 また、同労基署は7月2日までに、男性の死亡の原因は長時間労働によるものと判断。遺族の請求どおり労災と認定する方針を固めました。
 同労基署によると、男性は平成20年6月に心不全により社宅で死亡し、その直前1ヵ月間の残業時間は100時間を超えていましたが、会社はタイムカードを偽装。実際の退社時刻を記録したタイムカードは破棄していたということです。


年金受給者の就労、60代前半男性は7割
      -労働政策研究・研修機構調査

 独立行政法人労働政策研究・研修機構は7月5日、55~69歳の男女を対象にした雇用・就業の実態に関する調査結果を発表しました。
 それによると、年金を受給している人のうち、就業している人の割合は、男性が60~64歳で69.4%、65~69歳で50.8%といずれも5割を超えています。一方、女性は60~64歳で43.6%、65~69歳で34.3%でした。
 就業している理由(複数回答)について、「経済上の理由」をあげる高齢者の割合が最も高く、60~64歳の男性でみると78.8%となっていて、「生きがい、社会参加のため」(16.4%)、「健康上の理由」(13.5%)を大きく離しており、年金を受けられる年齢になっても生活のために働かざるを得ない高齢者が多いことが、同調査で明らかになりました。


雇用保険の基本手当日額の範囲等を引下げ

 毎月勤労統計調査の平成21年度の平均給与額が前年度と比べて約2.3%低下したことにともなって、厚生労働省は、8月1日から雇用保険の基本手当日額の最高・最低額や高年齢雇用継続給付の支給限度額などを変更することを決めました。
 今回の主な変更内容は次のとおりです。


基本手当日額の最高額及び最低額等の引下げ 
(例)受給資格に係る離職の日における年齢が45歳以上60歳未満の場合
   7,685円 → 7,505円
   *中小企業緊急雇用安定助成金や雇用調整助成金において、
    休業1日(1人)あたりの助成金額の限度額にも適用されます。

高年齢雇用継続給付の支給限度額の引下げ
   (1ヵ月) 335,316円 → 327,486円

労働トラブルでお悩みのお客様は、今すぐお気軽にご相談ください!

TEL:045-360-5560 受付時間 8:45〜17:45

オンラインでのお問い合わせ

HOME

ISO9001:2008

花上グループは品質マネジメントシステム国際規格ISO9001:2008を取得。中小企業の経営体質改善ツールとして最適です!

[CSR] PFLCプログラム 四葉のクローバー運動

花上グループは、「地球・地域・家族・会社」の健康づくりをテーマに各種の「課題解決」事業に取り組んでいます。

産業Navi

財団法人 神奈川県経営者福祉振興財団 - 【 産業Navi 】内にも当事務所のページが掲載されています。あわせてご覧下さい。
> 産業Navi内:花上社会保険労務士事務所のページへ

ページの先頭へ戻る